人新世(アントロポセン)

人新世(アントロポセン)とは

私たちが生きている現代は、地質年代でいうと、新生代第四紀完新世にあたります。しかし、最近、社会と自然がこれまでと異なる次元で変化していることを背景に、既に次の年代に移ったと言えるのではないか、という議論が起こっています。

人間が中心となり、地球へ大きな負荷を与えている時代であることから、人新世(アントロポセン Anthropocene)と称することが提案されています。


人間活動によって、自然への負荷が増え、地球のバランスはすでに崩れ始めています。

直ちに社会全体で環境問題と向き合い、十分な対策を講じることで、自然への負荷を逆転することが今、求められています。

アントロポセンは、人類が環境問題を克服した時代にも、なりうるのです。

(文:大西有子)

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