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お知らせ 

2023/03/31

研究活動終了のご挨拶

本日、2023年3月31日をもちまして、知の共創プロジェクトは3年間の研究活動を終了いたします。

プロジェクトに助言、参加してくださった皆さま、活動の成果を利用、活用してくださった皆さま、HPやSNSで私たちとつながり、情報を共有したり、応援してくださった皆さま、このプロジェクトに関わったすべての皆さまに、心より感謝いたします。本当に、ありがとうございました。

プロジェクトが開始した2020年4月は、新型コロナ感染拡大のため、突然の強い外出制限やテレワークが始まった時期でもありました。プロジェクトメンバーが一同に会することもできず、新たに地球研職員として雇用されたメンバーは数週間にわたり出勤することができませんでした。3年間のプロジェクト期間中、フィールドワークや対面のワークショップが可能になったのは、最後の半年余り。その間を猛スピードで駆け抜けてきました。

一方で、想定外の進展もありました。世界的にオンラインの活動が標準となり、京都に居ながら国内外のさまざまな研究者の方々とつながることができました。知の共創プロジェクトでも、オンラインの情報共有に力を入れ、HPを立ち上げた他、さまざまなSNSアカウントも運営し、そこから沢山の、新しいつながりができました。最近では、国際的に有名なTD研究のウェブサイト、i2Insightsの管理者より、プロジェクトの活動(共創の心得集制作)を紹介して欲しいとの依頼があり、今週記事が掲載されることになりました。(https://i2insights.org/2023/03/28/patterns-for-co-creation/

プロジェクトは新たなステージへ

知の共創プロジェクトは、令和5年度から3年間、Completed Research(終了プロジェクト, CR)というステージに移ります。CRは来年度から新設される制度で、主に成果発信を行う期間とされています。最終年度の短い間に「かき集めた」データをまとめ、論文や書籍として執筆する他、学会や研究会などで、発表していきたいと思っています。

ぜひ、今後とも、応援、助言、叱咤激励のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

さいごに

3年間、「共創」に向き合って、思うこと。

世の中には、共創が必要でない場も沢山あります。けれど、自分ではどうしようもできない、大きな課題が目の前にあるとき、誰かと一緒に取り組み、それを改善できる方法を見つけられたら、共創はとてつもなく、やりがいがあり、楽しいものになります。

共創は簡単ではないから、共創に関わっている人たちの多くは、悩んでいる、でも、輝いている。そんな素敵な方々と出会えた3年間は、私の「宝」です。

令和5年3月31日
知の共創プロジェクト プロジェクトリーダー
大西 有子

地球研の桜
地球研の桜は満開です。

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