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2021/09/27

「知の共創プロジェクト・ウェブサイト」へようこそ。

2021年3月に閣議決定された『第6期科学技術・イノベーション基本計画(令和3~7年度)』では、23回にわたって「共創」という言葉が使われています。科学技術基本計画には、国の長期的な科学技術政策の指針が示されています。「共創」という言葉が初めて科学技術基本計画に登場したのは第5期(平成28年~令和2年度)ですが、そのときの13回と比べても大幅に増えました。今や「共創」は、日本の科学のあり方の中心に位置づけられていることが分かります。

国際的には、2015年に始動したFuture Earth(持続可能性に関する国際研究プログラム)が、「トランスディシプリナリティ(Transdisciplinarity:TD)」という用語で、これを強く推進してきました。さらには、OECDなどの国際機関や、Belmont Forum、Horizon2020などの研究助成機関でも推奨され、地球環境学分野の研究者にも、広く知られるようになりました。

たしかに、「さまざまな専門家や関係者が手を取り合い、課題解決に取り組む」という思想自体に、疑問を挟む余地はないでしょう。一方で、実践経験を持つ人たちは、いまだ少ないのが事実です。私は常々、「今後参画する人たちにとって、必要な情報が欠けているのではないか」と感じていました。

そこで、専門家・非専門家を問わず、気軽に共創について学んだり、知識や経験を共有したりできる場として、「知の共創プロジェクト・ウェブサイト」を立ち上げることにしました。共創を専門とする研究者や大学生を交えて、話し合いやワークショップも重ねました。そこで上がった「こんなサイトがあったらいいな」という声は、できる限りかたちにしてきました。

結果、私が最初に想定していたよりも大きなウェブサイトとなりました。正直、途方に暮れたこともありました。しかし、京都在住のデザイナー Kicodesignさんが辛抱強くサポートしてくださったこともあり、親しみやすく、情報も見つけやすい、素敵なサイトに仕上げることができました。当サイトを通じて、多くの皆さまとの新たな出会い、交流が生まれ、共創の環が広がることを心より願っています。

ご要望やご批判も含めて、ご意見がございましたら、このページへのコメント欄か、問い合わせ先まで遠慮なくご連絡ください。どうぞ、よろしくお願いいたします。

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